避妊ピル
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避妊ピルとは
避妊ピルの価格表

「避妊ピルとは」
避妊ピルとは、女性ホルモンと黄体ホルモンを含んだ薬を毎日飲んで排卵を止める避妊法です。
薬の進歩により、より少ないホルモン量での妊娠コントロールが可能になってきたため、最近のピルは体に優しい低用量、超低用量かつ値段的にも安いものが主流になってきました。
従来使用されていた、高用量、中用量ピルと比べてムカムカ、嘔吐、むくみ、体重増加なども少なく、安全に使用することができるようになりました。
「避妊ピルの種類」
21日タイプのものと28日タイプのものがあります。28日タイプのものは毎日内服しますが実際は最後の1週間は薬の成分の入っていない偽薬になっています。
21日タイプでは1週間飲まないで良いのですが次のサイクルで使い始めるのを忘れやすいです。
それを防止するために28日タイプでは1週間の偽薬期間を追加しています。
入っている成分の量が21日間すべて同じ1相性ピルと、3段階に薬の量を変えている3相性ピルがあります。
入っている黄体ホルモンの種類により、第1世代、第2世代、第3世代に分類されます。当クリニックの避妊ピルは全て値段が同じです。
どれが高いとか、安いとかはありません。
どれを使用するかは、それぞれの女性の体調に合わせて選択すればよいでしょう。
「避妊ピルの使用方法」
最初の1シートは月経の初日から開始してください。
毎日1錠 規則正しく内服し、飲み忘れの無いようにしてください。
28錠タイプは28日間飲み続けた後、新しいシートに移行してください
21錠タイプは21日間飲み続けた後、7日間休薬してから、新しいシートに移行してください
「ピルの避妊率」
98%程度の避妊率が得られます。
ただし、毎日飲む必要があるため、うっかり忘れやすいので、全体としての避妊率は95%程度といわれています。
「ピルの副作用」
吐き気、嘔吐が飲み始めより3~4日後にまれに出ます。
最初の1シートの使用中に少量の不正出血しやすい場合があります。
ごくわずかですが、むくみ、だるさ、眠気が出やすいかもしれません。
最も怖いのは血栓症です。
喫煙者ではその危険性が増加するので禁煙をおすすめいたします。
「避妊ピルの料金」
当クリニックでは、初めてピルの処方を希望される場合、問診や診察が必要です。
※他のクリニックで診療などが済んでおり、データをお持ちの方は、ご持参下さい。
服用の目的や生活環境をご相談の上、内服方法や注意事項などをご説明し、目的にあったピルを選択いたします。
基本的に避妊ピルは保険が効かず自費診療ですが、保険が使え自己負担が安い場合があります。
子宮内膜症に伴う月経困難症の治療に避妊ピルを処方される場合、保険適応となります。
現在、保険適用となるピルは、ルナベルLD・フリウェルLD・ ルナベルULD・ヤーズの4つ になります。
ただし、保険適応のピルはもともとの値段が高いので、保険適応になったからといって、一般的な避妊ピルより価格が安いわけではありません。
当クリニックから自費診療で処方される他のピルの価格を考えると、保険適用でも大きく費用が安いというわけではありません。
なお再診の場合は検査料などがかからないため、初診より安いケースがほとんどです。
ピルは保険が効かない薬ですので、ご希望があればまとめて処方することも出来ます。
この場合、適切な検査を受けていただいた上、自己管理をお願いいしています。
各種検査は、当クリニックに、いつでもお気軽にお問い合わせください。
アフターピル(緊急避妊)
「アフターピル(緊急避妊)」
避妊を忘れた、コンドームが外れた場合などに、後で妊娠を避ける方法です。
性交渉後72時 間以内にピルを使って受精卵の着床を防ぐことで、避妊することができます。
アフターピルの処方は問診のみで可能です。
通常内診や診察はいたしません。
アフターピルには、以下の2種類があります。
「緊急避妊用ピル→6,500円(※診察料込み)」
当クリニックでは避妊率の高さと副作用が少ないため、緊急避妊用に開発されたピルを使用することをおすすめします。
72時間以内に緊急避妊専用ピル1錠 を内服します。
一度の服用で十分な効果があるので12時間後にまた内服する必要がありません
避妊効果が高く、副作用も少ないです。
全体としての妊娠率は1%程度ですが、排卵日付近では、妊娠の危険性が約15%程度です。
避妊ピルを飲むメリットとは
「非常に安全で確実な避妊方法」
毎日きちんと使用していれば避妊率は98%以上です。
「生理痛を軽減する」
生理の痛みが軽くなりやすくなります。
「生理の期間が短くなるので快適です」
「生理の量が少なくなりやすく活動的に過ごせ、貧血の治療にもなります」
「月経前症候群が軽くなります」
生理前の不快な症状が軽くなりやすくなります。
「月経日をコントロールできやすくなります」
月経周期が28日に定まるので生理不順のなやみが解消されます。
毎月、月経の来る日が前もって分かるので、予定を立てやすいです。
「ニキビや多毛症にききめ」
ホルモンバランスが整うことで、ニキビや多毛症にききめがあります。
「内膜症に効果あり」
排卵を抑えることで軽度の子宮内膜症に効果的で、痛みを和らげます。
卵巣のチョコレートのう腫などの予防にもなります。
「病気の予防」
子宮内膜がん、卵巣がん、大腸がんの予防にも効果的です。
乳腺症の改善、乳腺の良性腫瘍の発生を抑えます。
避妊ピル外来初診について
「避妊ピル外来初診」
避妊ピルはその性質上長期間内服する必要があります。
避妊ピルを安心して使っていただくために、当クリニックでは、初診時に次のような検査をおすすめしております。
「子宮がん検診」
避妊ピルには性感染症、子宮頸がんの原因となるパピローマウィルスを防ぐことは出来ません。
避妊ピルを使い始める前にまず子宮がんの心配をなくしておきましょう。
「超音波チェック」
子宮筋腫、子宮腺筋症などの子宮の異常、子宮内膜症、卵巣腫瘍など卵巣の異常が無いかどうか調べておきましょう。
「性感染症チェック」
避妊ピルでは性感染症の予防はできません。
一般細菌検査、クラミジア、淋菌検査などを調べておきましょう。
「禁煙」
喫煙されている方は、直ちに禁煙してください。
たばこによって血栓症になりやすくなります。
生理日の移動
「月経日の移動」
旅行、温泉、試験などには、生理が重なって欲しくないものです。
このような場合は、中用量ピルによって生理の日を移動することが可能です。
生理を早める、あるいは遅らせるという2つの方法があります。
すでに避妊ピルを使われている方は、ピルの飲み方を少し変えることで生理日を移動することが可能です。
服用されている避妊ピルの種類によって、変更方法が異なります。
ニキビの治療
「ニキビの原因」
1、ホルモンバランスの乱れ
ストレス、不規則な生活などが原因で男性ホルモンの分泌が過剰になると、皮脂腺から皮脂が分泌されニキビになりやすいようになります。
2、毛穴の閉塞
肌の細胞は、約28日周期で生まれ変わっています。
それが乱れると、毛穴の出口の皮膚もはがれずに、厚くなって毛穴を塞いでしまいます。
原因となる菌はアクネ菌といいます。
アクネ菌は実は誰もが持っている肌の常在菌ですが、毛穴がつまり、皮脂腺の中に皮脂が溜まってくるとその中で増えていきます。増殖したアクネ菌により炎症を引き起こし、ニキビとなります。
「ニキビ治療にはピル」
避妊ピルには、エストロゲンとプロゲステロンがバランス良く含まれており、これを飲み続けることによって肌質が次第に改善されます。
肌に直接作用するのではなく、根本的なバランスの改善による治療なので、3ヶ月ほどの長期の使用で改善効果が出てきます。
ピルを6ヶ月ほどつづけると、やめてしまってもすぐには悪化しません。
避妊ピルによるニキビの治療には保険は使えませんので自費診療となります。
当クリニックの避妊ピルは全て同一の値段ですので、どれが高いとか安いとかはありません。
料金としてはピル1ヶ月2,000円ほどです。
一番確実な避妊方法のひとつがピルです
ピルには、女性の卵巣から分泌される卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されています。
毎日飲み続けることによってこれらのホルモンの作用により、徐々に卵巣が眠りに入り、排卵をお休みします。
これらのホルモンをごくわずかの量を内服することによって妊娠を妨げ、月経に伴うさまざまな悩みを解消することが出来ます。
避妊の失敗による望まない妊娠は、女性にとって肉体的にも精神的にもダメージになります。
女性が自分自身でできる安全な避妊方法を使うことで、こうした事態を避けることが出来ます。
卵巣が眠るまでに約7日といわれ、生理初日から飲めば、生理周期14日目ごろにあるはずの排卵までには完全に卵巣は眠って排卵しないだろうから、最初から避妊できると考えます。
また、避妊を目的として開発されましたが、それ以外にもさまざまなメリットがあります。
月経量の減少
生理痛の軽減
月経前症候群の改善
生理周期が乱れなくなる
多毛症の改善
子宮内膜症、子宮体がん、卵巣がんなどの減少
ニキビの改善
体のことは大事です。
通販で購入して、使用し、避妊やその他の効果があったとしても、使用中にトラブルや疑問が生じたときは不安になってしまいます。
専門家の指導を受けながらの使用が一番安心です。
ちょっとしたことでも気軽に聞ける医療機関を抑えておくことも大事だと思います。
セントベビークリニックは土曜も日曜も予約なしで受診できます。
ピルQ&A
Q:1錠の飲み忘れました
A:2日以内であれば、その粒をなるべく早く飲んでください。2日以上経過した場合は、飲み忘れの粒をなるべく早く飲んでください。1週間以内は他の避妊法を検討してください。アフターピルを使用する必要があるかもしれないので、当クリニックに相談してみてください。
Q:ピルはいつから飲み始めますか
A:月経開始日あるいはその次の日から開始してください。1シート完全に飲み終わったら次のシートに移行します。
Q:何時くらいに飲んだらいいですか
A:同じ時間くらいであれば、いつでも構いません。吐き気など軽い副作用がある場合には、寝る前に飲んでもよいかもしれません。
Q:月経前症候群(PMS)が強いのですが、避妊ピルを使って効果がありますか。
A:かなり効き目があります。PMSのために使用している方はかなりおられます。
Q:マーベロンは美肌にも効果がありますか
A:そのように使用されておられる方もおられます。ニキビには効き目があります。をお肌の薬として服用している方も多いです。
Q:避妊ピルを開始したいのですが、血液検査をする必要がありますか
A:最初の1シートが終わった段階で血栓の心配がないかどうか、血液検査をおすすめします。半年に1度の血液検査をおすすめしております。
Q:避妊ピル、アフターピルは本人以外が取りに来てもよいですか。
A:本人が来られない場合、処方できません
Q:都合の悪い日があるので生理日を移動したいのですか、いつごろ受診したらよいでしょう
A:いつでも結構です
Q:間違えて2錠いっぺんに内服してしまいました。どうしたら良いでしょうか。
A:そのまま明日も1錠内服してください。
Q:アフターピルはいつ飲んだらよいでしょう
A:なるべく早く飲んでください
Q:偏頭痛がありますが、内服できますか?
A:前兆のある片頭痛ある場合は血栓の心配がありますので処方できません。
Q:たくさんの種類がありますがどうちがうのでしょうか
A:製造会社の違いもありますが、それぞれによって、1錠ごとに含まれているホルモン量とタイプが違います。ですから人によっては合う、合わないがあると思います。
Q:内服していても、妊娠することはありますか。
A:避妊率は99%程度ではありますが、100%ではありません。最初の1シート目は、妊娠の可能性があります。
Q:飲み忘れた場合、妊娠する可能性はありますか
A:1日だけ飲み忘れの場合、妊娠の可能性はかなり低いですが、2日以上の場合可能性が高まります。
Q:軽い副作用とは
A:飲み始めに軽い頭痛、吐き気、胸の張りなどが出る場合がありますが次第に消えていくことが多いです。
Q:怖い副作用とは
A:多くはありませんが、血栓が一番心配です。その場合内服を中止して、当クリニック、救急外来を受診してください。
Q:避妊ピルを使っていますが、性交渉のあとアフターピルを使ったほうが安全ですか
A:通常通りに避妊ピルを飲んでいた場合、アフターピルを内服する必要はありません。
飲み忘れの場合には、飲む必要があることもあります。
急避妊の必要は通常ありませんが、同じ周期にのみ忘れがある場合や、前の周期の最終実薬週にのみ忘れがある場合は緊急避妊を検討してもよいでしょう
Q:避妊ピルを使っていましたが、妊娠して赤ちゃんが欲しくなりました
A:服用を中止してください。
通常通りに月経が来たら妊娠が可能となります。
Q:どうやって保管したらいいですか
A:通常の冷暗所でかまいません。
子供の誤飲には気を付けてください
Q:授乳中ですが、使用して大丈夫ですか
A:避妊ピルのホルモンは乳汁より分泌されてしまうので、それを飲んだ赤ちゃんにも当然移行します。
ですから使うことは出来ません。
Q:血栓症について教えてください
A:けがをしたりして、出血がある場合、血を固めて、出血を止める必要があります。
血栓とは、血管内で血が固まり、その結果、血流が悪くなるという現象です。
特に足の静脈に出来やすく、その場合、あしがむくんだり痛くなったりします。
長時間、同じ態勢で過ごしたり、狭い航空機内、車内で起こりがちになります。
当クリニックでは、定期的に凝固系の血液検査をおすすめしております。
Q:たばこを吸っていますが、禁煙しなくて大丈夫ですか。
A:煙草を吸っていると、血栓症になりやすくなります。特に35歳以上で、15本以上たばこを一日に吸うかたには、当クリニックでは処方できません。
Q:避妊ピルを使っていると月経が来なくなりました。
A:いろいろな原因があるので、まず、当クリニックに受診してください。
Q:性病は防げますか
A:性病には効果がありません。コンドームなどの使用を検討してください。当クリニックの初診では性感染症の検査もお勧めしております。
Q:血栓の防ぐにはどうしたら良いでしょう
A:適度な運動、汗をかいたら水分補給、同じ態勢で長時間過ごさないなどです
Q:血栓の心配がある時はどんな症状が出ますか
A:足の突然のひどい痛み、しびれ、息切れ、頭痛、胸痛、口が回らない、よく見えないなどの症状が考えられます。このような場合には、ピルを中止し、当クリニック、あるいは救急病院に受診をお願いします。
その場合には低用量ピルを使用していると必ずお伝えください。
Q:ピルを内服していると子宮がんにかかりやすくなりますか。
A:子宮がんには頸癌と体癌の2種類のタイプがあります。
子宮内部にできる子宮体がんと子宮の入り口にできる子宮頸がんです。
whoの報告では、ピルは子宮体がんの発症を減少させます。
しかし、頸癌に関しては、はっきりしておりません。
頸癌はパピローマウィルスにより発症しますから、ピルの影響はないと考えられます。
当クリニックでは、定期的に子宮頸がんの検診をおすすめします。
Q:今度、手術を受けることになりました。ビルを飲んでいても大丈夫ですか。
A:血栓の心配をさけるために、手術を決めた医師にかならず、ピルを使っていることを伝えてください。
また当クリニックにも、その旨をお伝えください。