トピックス札幌不妊治療クリニックセントベビーからの新着情報や、
トピックスをお届けします。
不妊相談初の1千件超 治療費助成も大幅増 栃木県内2015年度
不妊相談全般の窓口となっている県不妊専門相談センターへ2015年度に寄せられた相談は1047件で、03年度の開設以来初めて1千件を超えたことが、8日までの県こども政策課のまとめで分かった。15年度の県内の特定不妊治療費助成件数も前年度比433件増の2511件と大幅に増えており、不妊に悩む夫婦の多さを裏付ける結果となった。
15年度に寄せられた相談のうち84%が女性からだった。男性は13%、夫婦が3%だった。年齢別では30代が46%で最多。40代が26%、20代が11%と続いた。相談方法は65%が電話、19%が来所、16%がメールだった。
内容別では、治療が受けられる医療機関を聞くなどの「医療・情報」が39%で最も多かった。治療以外の悩みが28%、治療に関する悩みが18%、妊娠しても流産や死産を繰り返してしまう「不育症」に関する悩みも5%あった。不妊治療と仕事の両立に悩む相談も増加傾向にあるという。
特定不妊治療費助成も04年度の制度創設以来最多を更新し続けている。特定不妊治療(体外受精、顕微授精)は1回の治療が30~50万円と高額なため、県は1回15万円を上限にてきたが、ことし3月から初回に限り助成額を30万円に引き上げた。
出典:下野新聞