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受精卵のゲノム編集禁止を 関連学会が声明、広島
日本ゲノム編集学会は広島市で5日記者会見し、生物の遺伝子を改変できるゲノム編集を人の受精卵などに施し、母胎に戻すことは「現在の技術水準では多くの問題があり、実施すべきではない」との声明を出した。
理由を「例え病気の治療や予防が目的だとしても、現状のゲノム編集技術の水準では次世代以降の子孫へとその影響が受け継がれてしまう可能性があるため」とした。
同学会は、技術の普及、医療や産業分野での応用を促進するため、研究者らが4月に設立。6日から2日間、広島市内で第1回大会を開催する。
会長の山本卓(やまもと・たかし)・広島大大学院教授は「生命倫理や研究規制などを議論し、産業界との連携を強化することが今後の課題だ」と話した。
大会では、芽に毒のないジャガイモの開発や、フグやタイでの研究事例を紹介。意図した通りの改変をより精度の高いものにするための研究についても報告する。
出典:共同通信社